スタンド・バイ・ミー

 昔から好きだった放出品のパンツ、「41 カーキ」を今回のキャバルリーツイルで仕立てたら、面白いアイテムになるのでは、これがこのパンツをつくろうと思った動機です。ご存知の方も多いでしょうが、「41 カーキ」は19 4 0 年代に米軍で採用されていた軍服です。ウエストベルト部分まで同じ表生地を使い、プリーツのないデザインで、ボタンフライのクラシックな仕様を持ったパンツです。バック部分には斜めにダーツが入り、右脇ポケットの上にはウォッチポケットと呼ばれる小さなポケットが付いています。

 一番の特徴が太めのシルエットで、まさに「ドカン」と言った言葉が適切と思えるほど太いのです。女性のスタイルではすでにワイドパンツが人気ですが、「41 カーキ」をベースにメンズパンツの新しいシルエットが提案できないかと思ったのです。

 重量あるキャバルリーツイルを使っていますので、「落ち感」があり、太い裾をロールアップしても洒落て見えるはずです。普通の「41 カーキ」は経緯とも糸が同じカーキ色ですが、このキャバルリーツイルは、経糸に赤ベージュの糸、緯糸に白を打ち込んでいますので、従来のチノーズの色とは違い、色と素材に奥行きを感じさせます。

Item:
Cavalry 41type Pants
Number:
17SSCA048
Price:
58,000
Size:
44,46,48
Material:
Cotton55% Silk45%
Color:
ECRU