巴里のアメリカ人

 岡山県で織った100 番双糸のシャンブレーを使ったワークシャツです。経糸にピュアインディゴでロープ染色した糸を、緯糸にベージュ色を使いましたので、これまでにない上品な色合いに仕上がりました。この上品さをキープするために縫製はドレスシャツ工場に依頼しました。だから仕様はcantate のドレスシャツとまったく同じです。

 裾にはガゼットが付き、袖のデザインも同じ。ギャザー付きの袖回りで、カフスの成形は着やすいようにアールをかけています。袖ボタンも手首寄りのポジションに。ボタンを留めればカフスの先が自然に開いてエレガントに見えます。

 時計をした時でもカフスを傷めることもありません。カフスなどの縫製もオーダーシャツなどに見られるフラシ芯が使われています。わざと起毛された芯地を選んでいますので、ステッチが沈み上品に見えるのです。ボタンもドレスシャツに使われる白蝶貝に。

 ワークシャツらしく、フラップ付きのポケットを両胸に配置しましたが、フラップの縫製も2枚分縫い代を減らしました。これによって縫い目の凹凸が減り、全体の印象が上品に見えます。左ポケットの中に昔、労働者がユニオンチケットを入れた仕切りを設けました。今は使うことのない隠しポケットのようなものですが、是非ポケットに手を入れて触ってみてください。

Item:
Fine Chambray Shirt
Number:
17SSCA040
Price:
38,000
Size:
44,46,48
Material:
Cotton100% TAPE/Silk100%
Color:
INDIGO