Crew Neck Dress

　2ndシーズンとなるウィメンズも、昨シーズンに引き続き、すべて最高級のモンゴルカシミヤとシルクの生糸を撚り合わせるという最も贅沢な組み合わせの生地を採用しています。

　カシミヤは、そのものの天然色（原着）を活かし、ライトフォーンの経糸、ブラウンカシミヤの緯糸をシャンブレー織りしたライトフォーンと、その色を活かして染め上げた秋冬の雰囲気に映えるボルドーの２色で仕上げ、あえて強めのプレスをかけることで、上品な艶感を強調しています。

　シルクの生糸は、繭から取れる切れ目のない絹糸で、天然繊維の中で唯一の長繊維で「天然繊維の女王」などと呼ばれています。とても繊細な糸ゆえに製織も難しく、低速織機で空気を含ませながら丁寧に織ることで完成させた最高のクオリティです。

　ミニマルな印象のシンプルなクルーネックワンピースは、袖のデザインがアクセントです。ドルマンスリーブのようにたっぷりとボリュームを取った袖は脇下から袖口までボタンで開閉できるので、袖下から腕を出して羽織のような雰囲気でも着こなすこともできます。

　カフは紐を通して絞れるよう二枚仕立てにし、それを活かして袖先部分の長さを変えることでフリルのようなニュアンスが出せる仕様にもしています。

　贅沢な生地をたっぷり使いながらも、150g/mという、まるで空気のような軽さ、そして想像以上に柔らかく暖かいワンピース。袖を通すと、きっと感嘆の声が漏れると思います。