先日、創立200周年を迎えたブルックスブラザーズが、19世紀末に生み出したボタンダウンシャツ。英国でポロ競技を観戦していた創業者の孫ジョン・E・ブルックスが、風にあおられてもシャツの襟が邪魔にならないようにと襟先をボタンで留めている選手の姿を見て、このシャツのデザインを思い立ちました。

　そんな誕生の背景や、襟のロールの美しさをつねに保てることから今ではメンズファッションに欠かせない存在となったアイテムをワンランク上の上質な素材と縫製で作り上げています。

　今回採用したのは、高級素材「GIZA86」。40番をガス焼きして毛羽を落とし36番単糸にした経糸と、3本の糸を撚った三子糸(みこし)を緯糸に使用。この手の肉厚な生地には珍しく、ハリやシャリ感のあるしっかりとした風合いと、美しい表情が特徴的です。

　今シーズンはホワイト、サックスに加えて新色ピンクもリリース。経糸にピンク、緯糸に白糸を使うことで、柔らかく優しい色合いを表現しています。

　襟先はロールがキレイに見えるように襟腰を3.8cmと低めに設定し、背中のショルダーヨークの位置が高い点は前作と同じですが、首回りに余裕を持たせたり、若干身幅を大きくするなどサイズ感とシルエットには変更を加えました。時代の気分に合わせておりリラックス感は漂いますが、あくまでも男らしく見えるのが前提ではあります。

Item:

B.D. Collar Shirt

Number:

19SSCA0148

Price:

38,000

Size:

44,46,48

Material:

Cotton100% TAPE/Silk100%

Color:

SAX , PINK , WHITE