リモートワークなども浸透し、ビジネススタイルのカジュアル化が加速する一方でジャケットの必要性が問われていますが、そんな時代だからこそ本当に上質で、日々袖を通したくなるジャケットを今一度考えて選んでみるのは、いかがでしょう。
　今季のジャケットは、やや大きめに仕上げたラペル、チェンジポケット、深めに取ったサイドベンツは継続しながら、独特な風合いの生地「モヘヤバラシア」で、ネイビー、ダークグレーの２色で展開します。
　バラシアというのは、畝織りやナナコ織り、朱子織の要素も持つ変形組織で、古くからフォーマルに始まりスーツ、パンツをはじめ軍服などにも用いられる特殊な織り。ひし形に見えるその目風が鎖かたびらにも似ているためフランス語では「アームア織り（＝アーマー織り）」とも言われています。
　経糸には 2/60のメリノウール、緯糸には 1/24のモヘヤ50％の糸を打ち込んだモヘヤバラシアに仕上げていますが、緯糸のモヘヤ50％にはハリコシと光沢があるヤングゴートを使用しているため、キッドモヘヤに比べて、よりモヘヤらしいモヘヤになっています。
　織り組織による表面感と、ヤングゴートのザラつきのある風合いを袖を通すことで味わってみてください。

Item:

The Barathea Jacket

Number:

21AWCA0277

Price:

175,000

Size:

44,46,48

Material:

Wool75% Mohair25%
LINER/Cotton50% Cupro50%
Cupro88% Wool12%
Silk68% Linen32%

Color:

NAVY , D/GRAY